小泉の雑記帳

30年目に突入しました

29年前の11月30日、私はそれまで3年半勤めた会社を辞めました。若気の至りとでもいいましょうか、会社への不満をぶちまけ、半ばけんか腰で辞めてしまいました。決して円満退社などとは言えないものでした。

そして明くる日の12月1日、当時24才だった私はたった一人で事務所を立ち上げ、将来の展望など全くない状態で仕事をスタートしました。

幸いにも、周りの人たちにも助けられ、仕事は順調に入ってきましたが、何せ何でも一人でやらなければならなかったため、その当時の忙しさは今の比ではありませんでした。携帯電話もない時代でしたから連絡を取ることさえもままならず、パソコンで仕事をする時代でもなかったので、日々時間との戦いでした。

世の中は、バブルに一直線という感じでしたので、12月ともなると街中ではそこら中でパーティーを楽しむ人々があふれかえっていましたし、今と違い、女性は皆ワンレン、ボディコン、男性は肩パッドの入ったダブルのスーツにレイバンの黒いサングラスというスタイルでした。

大阪の梅田あたりで、まだ京都へ帰ってから山のように仕事をこなさなければいけないときに、そういうスタイルのグループが楽しそうにしている横をすり抜け、阪急電車が来るのをホームで待っていたときのあの何とも言えない疎外感は一生忘れることはないでしょう。

日付は12月1日になっていますので、今日から私の事務所は30年目に突入します。

ある記事では、日本の法人の96%は10年以内に消滅するそうですから、30年も長々と商売を続けている会社はたったの2~3%にすぎないのです。そう思えば自分なりに良くやっているなと思う反面、今年この節目にまだまだ飛躍しないといけないなと、気持ちを新たにしているところです。

30年目のコイズミデザインファクトリーは相当アクティブです。切り捨てるものと新たに種をまき、育てるものをバランス良くまとめられればよいのですが、なかなか前途は多難です。しかし、思い切ってこういう感覚をスタッフ1人1人が持とうとすれば、きっと何年か後に大きな花となって実を結び、あのとき思い切ってやっておいて良かったなあ・・・。っと、想う日が来ると信じています。

2016/12/01